特定駐車場用泡消火設備

従来の泡消火設備では、火災範囲を集中消火することが難しく、消火薬剤の大量散布による環境への負荷が懸念されていました。そこでヤマトプロテックは、能力はそのままで設備はコンパクト、さらに初期の小規模有事時点での火災箇所をピンポイント消火できる環境に配慮した環境少負荷設計の新システムを開発いたしました。「CXシステムⅢ」では、防護半径が2.1mから2.6mへアップし、点検試験項目も削減されました。

特定駐車場用泡消化設備CXシステム/CXシステムⅡ

特定駐車場用泡消火設備の特長

  1. 特長01

    泡消火薬剤の貯蔵量や
    水源容量が少なくて済み、
    スペースの有効活用ができます。

    水源容量が約50%少なくて済みます。
  2. 特長02

    イタズラなどによる
    誤放射が防止できます。

    完全自動消火で人為的ミスがありません。
  3. 特長03

    ピンポイント消火で
    ムダがない。

    火災に無関係な車両への被水が少なくなります。

CXシステムの特長

  1. 特長01

    防護半径が2.1mから2.6mに拡大。
    ヘッド数の削減も可能になります。

    従来モデル:ヘッド数12個、新モデル:ヘッド数10個
  2. 特長02

    発泡倍率の区分が5倍未満ですので、
    現場での発泡倍率確認試験、
    25%還元時間試験が不要です。

    項目 CXシステムⅢ CFシステムⅢ
    区分 発泡倍率5倍未満 発泡倍率5倍以上
    総合試験 放射試験 必要 必要
    希釈容量濃度 必要 必要
    発泡倍率 不要 必要
    25%還元時間 不要 必要
    総合点検 放射圧力 必要 必要
    希釈容量濃度 必要 必要
    発泡倍率 不要 必要
    25%還元時間 不要 必要

    ※CFシステムはCXシステムの前任モデルです。

特定駐車場用泡消火設備のスペック

特定駐車場用泡消火設備(CXシステムⅢ)
評価番号 評消虎第46号
閉鎖型泡水溶液ヘッド 型式記号 YCXP68-26 YCXU68-26 YCXP68-26-10 YCXU68-26-10
型式番号 認評駐閉第30~1号 認評駐閉第30~2号 認評駐閉第2020~1号 認評駐閉第2020~2号
型式 バルブ型 C68、
感知範囲r2.6
バルブ型 C68、
感知範囲r2.6
バルブ型 C68、
感知範囲r2.6
バルブ型 C68、
感知範囲r2.6
呼称15(標準r2.6、下向き、発泡倍率5倍
未満)
呼称15(標準r2.6、上向き、発泡倍率5倍
未満)
呼称15(標準r2.6、下向き、発泡倍率5倍
未満)
呼称15(標準r2.6、上向き、発泡倍率5倍
未満)
開放型泡水溶液ヘッド 型式記号 YCXP-O-26 YCXU-O-26 YCXP-O-26-10 YCXU-O-26-10
型式番号 認評駐開第30~1号 認評駐開第30~1号 認評駐開第2020~1号 認評駐開第2020~2号
型式 呼称15(標準r2.6、下向き、発泡倍率5倍
未満)
呼称15(標準r2.6、上向き、発泡倍率5倍
未満)
呼称15(標準r2.6、下向き、発泡倍率5倍
未満)
呼称15(標準r2.6、上向き、発泡倍率5倍
未満)
標準仕様圧力及び放射量 0.35MPa 43.0L/min
仕様圧力及び放射量 下限値 0.35MPa 43.0L/min 上限値 1.0MPa 72.7L/min
取付高さ範囲 下限値 1.5m 上限値 8.0m 下限値 1.5m 上限値 10.0m
発泡倍率 5倍未満
有効感知範囲 r 2.6m
有効放射範囲 r 2.6m
使用泡消火薬剤 水成膜泡消火薬剤(国家検定合格品)泡第19〜26号・泡第30~2号・泡第2020~2号
設計同時開放個数 1~8個
加圧送水装置吐出量 384L/min以上(=48L/min×最大8個同時)
水源水量 3.84m3以上(8個×48L/min×10分)+配管内を満たす量※1
※1 消火用ポンプから最遠8個までの管内容積とする。

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