PFOSおよびPFOS類につきましては、現在、残留性有機汚染物質に関するストックホルム条約(POPs条約)締約
国会議の下部組織である残留性有機汚染物質評価委員会(POPRC)におきまして、世界的に製造・販売が制限されています。
PFOS<ペルフルオロオクタンスルホン酸>とは「フッ素化合物」の合成過程で生じる物質で、毒性が強く人体や環境に悪影響を及ぼす化学物質POPSの一種です。
水成膜泡消火薬剤や中性強化液消火薬剤、機械泡消火薬剤など、様々な消火薬剤に含有されています。
2009年の国際会議にてストックホルム条約の附属書Bに決定され、日本でも「化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律」に基づき、2010年4月よりPFOS含有消火薬剤の製造・使用が事実上禁止されました。
設置されている消火器・消火薬剤がPFOSを含有しているか否かは、設置届・点検票から確認することができます。
消防庁は2010年9月にPFOSを含有する泡消火設備を点検する際に消火薬剤の機能を維持するための措置が講じられている場合に限り、泡放射等を行うことを必要としない旨の点検基準改正の内容をとりまとめました。
<消防予第442号 平成22年9月30日>
※当社の対応状況については、下記資料をご参照ください。
全交換を推奨する理由として・・・
(1) PFOS は、環境・人体・生物等への影響が危険視される第一種特定化学物質であります。
(2) 総務省消防庁もPFOS 薬剤の交換を推奨している。(消防予第442 号平成22 年9 月30 日)