ハロゲン化物消火設備
 ハロン1301

ハロン1301は大変揮発しやすい蒸発性液体、ハロゲン化物の一種です。燃焼中の可燃物に放射すると、すぐに気化して不燃性かつ空気より5倍の重い蒸気となり、燃焼面の遮断による窒素効果と、燃焼の連鎖反応を遮断する化学的な負触媒効果(抑制効果)との相乗効果により、極めて短い消火時間で消火できます。しかしハロンはオゾン層を破壊するフロンガスの一種であるため、現在生産は廃止されています。

ハロゲン化物消火設備

ハロゲン化物消火設備 ハロン1301の特長

  1. 特長01

    安定したガスで油類、金属、電気絶縁体などに化学変化を及ぼしません。

  2. 特長02

    消火能力が非常に優れているため、少ない薬剤量で消火できます。

  3. 特長03

    どのような隙間も浸透しますので、立体的な対象物でも内部まで完全に消火します。

  4. 特長04

    消火後の汚損がまったくなく、火熱の影響のなかった機器類は直ちに使用できます。

  5. 特長05

    電気絶縁性が良好ですから、電気火災にも適しています。

  6. 特長06

    化学的に安定したガスで変質せず、半永久的に保存が可能です。

  7. 特長07

    寒冷地でも使用できます。

ハロゲン化物消火設備 ハロン1301のシステム構成図

窒素消火設備のシステム構成図

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