泡消火薬剤

危険物火災の消火には一般的に泡消火薬剤が使用されています。対象となる危険物の種類(水溶性または非水溶性)、火災の形態(石油タンク・流出油火災または駐車場火災など)、あるいは消火設備の違いに応じた泡消火薬剤を使う必要があります。
さまざまな泡消火薬剤の特長を活かした適材適所の使用が大切です。
※水溶性の危険物とは、アルコールのように水に溶けて混ざりやすい可燃性液体のことです。

泡消火薬剤の特長

ヤマトプロテックの泡消火薬剤は、国際的に規制が進んでいる、有機フッ素化合物(PFOS類)を含有しておりません。PFOS(ペルフルオロオクタンスルホン酸)含有製品の製造・使用は2009年10月30日公布の化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律(化審法)施行令により、2010年4月から規制されています。ヤマトプロテックの泡消火薬剤は、PFOS規制に対応した消火薬剤です。
また毒物及び劇物指定令の一部を改正する政令(平成30年政令第197号。以下「改正政令」という。)及び毒物及び劇物取締法施行規則の一部を改正する省令(平成30年厚生労働省令第79号。以下「改正省令」という。)が2018年6月29日に公布されましたが、当社の泡消火薬剤は毒物及び劇物は含有しておりません。

泡消火薬剤の種類

  • 石油類火災用

    石油類火災用
  • アルコール類火災用

    アルコール類火災用
  1. ❶ たん白質を主成分とするもの
  2. ❷ たん白質にフッ素系界面活性剤を添加したものを主成分とするもの
  3. ❸ フッ素系界面活性剤を主成分とするもの
  4. ❹ 合成界面活性剤を主成分とするもの。また消火対象物により次の2種類があり
    石油類火災用

    ガソリン、ベンゼン、ヘキサン、キシレン等

    水溶性液体火災用

    アセトン、グリセリン、メタノール等

    ※マイティフォーム、ニューアルファフォーム、ニュープロフォームは、石油類・水溶性液体火災両用です。

泡消火薬剤の商品名について

各商品名の最初の文字は泡薬剤の種別を表します。

  • ヤマトエアフォーム
    たん白泡(石油類火災用)
  • ニューアルファフォーム
    水成膜泡(耐アルコール仕様)
  • エコフォーム   :
    フッ化たん白泡(石油類火災用)
  • マイティフォーム :
    フッ化たん白泡(石油類・アルコール類両用)
  • プロフォーム     :
    合成界面活性剤泡
  • アルファフォーム :
    水成膜泡
  • ニュープロフォーム  :
    合成界面活性剤泡(耐アルコール仕様)

次の数字は使用濃度、使用下限温度を表します。

数字が3桁の場合

310

数字が4桁の場合

3310

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