瞬時に多くの命を奪ってしまうガソリン火災から、できるだけ多くの命と財産を守るために。K/SMOKE PANEL は自ら消火するという新しいイノベーションです。K/SMOKE消火剤の自由に形を変えられる特性を活かし、薄く軽いシート状にしたK/SMOKE PANEL。これにより、様々な場所に設置可能です。
揮発性が極めて高いガソリンは瞬間的に燃え上がり、多くの命を奪ってしまう恐るべき火災です。また放火など人為的な原因が多く、防ぎにくいという側面もあります。
| 年 | 月 | 事件名 | 死者数 | 負傷者数 |
|---|---|---|---|---|
| 2003 | 9 | 名古屋大曽根ビルディング放火火災 | 3 | 35 |
| 2009 | 7 | 大阪市此花区パチンコ店火災 | 4 | 19 |
| 2013 | 7 | 宝塚市役所放火事件 | 0 | 6 |
| 2015 | 6 | 東海道新幹線火災事件 | 2 | 28 |
| 2019 | 7 | 京都府京都市伏見区で発生した爆発火災 | 36 | 35 |
| 2021 | 12 | 大阪市北区ビル放火事件 | 27 | 1 |
恐ろしい勢いで広がるガソリン火災はスプリンクラーなどの従来の設備では十分に対抗できません。また消火器を持ってくる頃にはすでに大きな火の手となっているため、時間的な余裕が極めて短い火災です。
自ら消火するという新発想
K/SMOKE PANEL
300℃を超えると自動で作動
300℃を超えると自動でガス化したカリウムが放出。燃焼サイクルを断ち切り、スピーディーに消火します。
ガソリンの半量が残存実験でスピーディーな消火能力が証明
消費された消火剤は設置した総量（4.3kg）の約21%。床に撒かれたガソリンは、総量1,000mLのうち半量の500mLが残存。少量の消火剤で絶大な効果を発揮しました。
6.4㎥（2m×2ｍ×1.6ｍ）
約15秒で
消火
消火剤（4.3kg）
約21%のみ使用
ガソリン（1,000mL）
500mLが残存
SHEET
軽量で薄いシート状。
様々な建材、設置場所に適応可能です。
ラインナップ
- A4サイズ：15g 厚さ：約0.2mm
- ロール：210mm×48m 厚さ：約0.2mm
LITHIUM-ION BATTERY
電池セル単位での消火
リチウムイオン電池の火災をセル内部で抑制することで、周囲への影響を最小限に止めます。
シート状のK/SMOKE PANELを一緒に挟むことで、強力な消火効果を発揮します。また、リチウムイオン電池の形状に応じて、柔軟な設計が可能です。
リチウムイオン電池 釘刺し試験
リチウムイオン電池にK/SMOKE PANELを搭載し、釘刺し試験を実施。
どちらも内部短絡により発火したが、K/SMOKE PANELを搭載した電池は、瞬時に消火剤を放出して消火しました。
