ヤマトプロテック株式会社

ゆるっとアウトドア防災術「優れたアウトドアグッズは、非常時にも重宝する役立ちアイテム」 

 みなさま、こんにちは!あんどうりすです。暑さが一段落するこの季節は、レジャーに出かけたくなる時期ですよね。キャンプやレジャーに役立つアウトドアグッズは災害時に役立つものばかりなので、今回はそんなグッズたちを紹介したいと思っています。

 泳ぎに行く予定がある人や通勤時間帯の急な豪雨で電子機器が心配という方は、防水バッグに注目してみてほしいです。カヤックやダイビングを楽しむ人たちには馴染みがあるグッズです。水着入れとして使えば、中の水着が濡れていてもカバンに浸みることはありません。上部を折ってバックルで止めることで密閉させ、内部の防水性を保ちます。高い防水性があるので、雨の日の濡らしたくないものを持っての避難にも有効です。中に空気を入れ、膨らませた状態で密閉すると、ちょっとした浮力体(浮き具)にもなります。
 また、中に水を入れればバケツ代わりにもなりますし、その応用として衛生のため、まずポリ袋を防水バッグの中にいれ、袋の中に飲用水を入れます。ポリ袋の口をしばり、防水バッグも密閉させれば水を運ぶグッズになります。水は重たいのでリュックに入れて持ち運ぶのがおすすめです。

 秋は台風の時期でもあるので、避難に適した靴も準備してみてください。水害時の避難に“長靴は×。運動靴は○”とだけ覚えているかもしれませんが、その覚え方では不十分です。まずは、冠水した道は歩かないことが原則です。感染症リスクや汚物の汚染とともに、避難中の死亡リスクが高くなります。そして、膝より上の水位だと、歩けなくなる可能性があります。
 また、流れがあれば、たとえ足首くらいの深さでも足をとられる可能性があります。膝以上の水位もしくは、水位が低くても流れが速い場合、どんな靴でも避難は危険で室内の垂直方向への避難しか選択できなくなります。
 また、濡れると体が冷えるので秋からは特に保水する運動靴での避難はおすすめできません。体が冷えないウェットスーツ素材のマリンブーツは水遊び時にも活躍するのでおすすめです。また、膝丈まであるような長靴で水位が低い早い段階に避難するのであれば、濡れずに避難できます。逆に丈が短い長靴はその高さに水が入ると体ごと流されやすくなりNGです。アイテムに対して、○×思考は、避難が遅れがちになるので、普段使いしながら、いつ、何を使うのが最適か判断できるようになってください。アウトドア用の長靴ではコンパクトに折り畳めるものや沼地が得意なものもあります。折り畳めるものは職場にも置いておきやすいですよ。

 台風だけではなく、秋は春とともに運動会の季節でもありますね。敷物として断熱マットを使用してみてください。薄いピクニックシートより座り心地が良いだけでなく、断熱材なので下からの熱気や冷気を遮ります。座布団サイズだと100円くらいから販売されており、パソコンの緩衝材にしたり、リュックの背当てにしたり、赤ちゃんのオムツ替え時の敷物にしたり、常時利用していると地震が起きた際にどこでも座ることができるようになります。また、折り畳めるアウトドアチェアもおすすめです。大きな椅子をイメージしている方もいるかもしれませんが、最新のものは軽量でコンパクトです。幅もなく、運動会の際でも隣の人の邪魔になりません。フラットに折り畳めて収納の際に本棚などに入れておける椅子もあります。このタイプには普段使いの椅子だけでなく、上部を取り外すことで、非常用トイレ(便座)として使えるものもあります。アウトドアグッズは秀逸だけど収納場所がないと思っていた方も検討してみてほしいです。
 外で温かいものを食べたいときは、カセットコンロを野外で使ってみてください。アウトドア仕様のカセットコンロは雪上でも使えるものや、カセットコンロなのに折り畳めるものも出てきています。

 上級編として、アウトドアバーナーが使えると、気軽に野外でコーヒーブレイクが楽しめるようにもなります。軽量なのはもちろん、自宅の電気湯沸かし器よりも早くお湯が沸くバーナーもあります。触っても熱くない仕様になっていて、熱効率を高めているので、野外でも早くお湯が沸くのです。カセットガスタイプのバーナーはガスを調達しやすい点がメリット。専用ガスタイプは調達しにくいのですが、交換頻度が少なくてすむものや、気温が低くても使えるものなどのメリットがあります。防災用としてしまいこんでおくのではなく、日常やレジャーに積極的に活用して慣れることで、災害時もスムーズに使えますよ。
 ヘッドライトなど、まだ他にもオススメしたいアイテムについてはまた別の機会にご紹介しますね。自然が牙をむく災害時は困難が多く発生しますが、日常を楽しく豊かにするためにも、アウトドアグッズを取り入れて、災害時の困難を少しでも和らげていただければと思います!

■著者:あんどうりす
■初出:Y-MAGAZINE no.206(2019.10)
■サイト掲載:2026.9

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