
ヤマトプロテックとして新たな試み。窒素ガスを採用した消火設備を施工
2017年3月に開通した「きたせん(首都高速道路横浜北線)」。第三京浜の港北JCT から首都高横羽線の生麦JCT までをつなぐ路線で、開通により、新横浜周辺および羽田空港へのアクセスがより便利になりました。
「きたせん」は全長約8.2㎞で、そのうち約5.9㎞がトンネルに該当します。トンネル内の排気ガスの換気をするためには、換気所が不可欠。そこで、新横浜換気所、馬場換気所、子安台換気所が設置されることとなりました。
ヤマトプロテックは、火災の際に電気設備を守るためのボンベ室の施工など換気所の地下に防災設備を施工することに。
窒素は大きな空間における消火が可能。酸素供給体を除去するため、二酸化炭素やハロンに比べ、電気設備などの密閉された空間に向いていて、ランニングコストも削減できるという特長があります。
ただし、大空間における窒素消火が認められるには、確実な消火性能と避難の安全性において、基準をクリアしなければなりません。







(左)馬場換気所、(右)子安台換気所。この2つの換気所にも、窒素ガスを採用した消火設備を整え、安全を期している。
ちなみに、新横浜換気所を含めた3つの換気所は、2017年のグッドデザイン賞を受賞した。