HFC227ea(FM200)ピストンフロー式消火設備は、ハロン1301の代替消火設備として誕生。既存のハロン1301消火設備の配管を流用して換装できる、画期的なガス系消火設備です。

消火薬剤 | FC277ea(FM200) | |
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認定番号 | 評22-027号 | |
薬剤容器加圧圧力 (窒素加圧)消火剤格納 | 4.2MPa(20℃) ボンベ室に貯蔵容器ユニットとして設置 | |
貯蔵容器容積 | 70L | 116L |
容器の直径×高さ(mm) | φ370×H989 | φ370×H1451 |
容器質量(ガス量除く) | 約58kg | 約87kg |
充填比 | 0.9~1.6 | |
充填量 | 44~77kg | 73~128kg |
対象防護容積 | 74~130㎥/本 | 124~216㎥/本 |
消火剤量 | 0.55~0.72kg/㎥ | |
貯蔵容器容器弁 | YFP-32M型 認定番号:よ-190号 | |
サポート容器(窒素)圧力 | 8.3MPa(20℃) | |
サポート容器容積 | 68L | |
サポート容器弁 | YNDP-10H型 認定番号:よ-189号 | |
薬剤貯蔵容器と 集合管の接続 | 専用連結管(逆止弁付き)32A | |
サポート容器と 薬剤貯蔵容器の接続 | 専用連結管 15A | |
配管方式 | 選択弁中央集中方式 | |
配管仕様 | STPG Sch40 | |
配管延長可能長さ | 約150m | |
配管立上がり | 50m未満 |
特長
貯蔵容器の内圧低下を緩和
従来の蓄圧式だと、放射開始直後から貯蔵容器の内圧はだんだん低下していきます。しかしピストンフロー式は、薬剤放射開始後にサポート容器の容器弁を開放し、サポート容器からの窒素ガスを窒素導入口から貯蔵容器に導入して、放射中の貯蔵容器の内圧低下を緩和させます。
消火薬剤貯蔵容器室を防護区画から離れた場所に配置可能
配管距離150mでも対応できるため、大型物件にも対応します。
従来のHFC-227ea (FM-200) 消火設備は配管距離が50m程度であったため、配管長による制約がありました。
しかしピストンフロー式は150mの配管距離に対応できるため空間を有効活用でき、柔軟な部屋配置が可能です。
既存の配管を利用可能
HFC-227ea (FM-200) ピストンフロー式消火設備なら、既存のハロン1301消火設備の配管を流用することができます。
設計により配管の増設や取り替えが必要な場合もあります。
(一財)日本消防設備安全センターの性能評定を取得