製造年から10年を経過した消火器に対する「耐圧性能点検(水圧試験)」の義務化
蓄圧式消火器の内部点検開始時期を「製造後3年を経過したもの」から「製造後5年を経過したもの」に改め、製造年から10年を経過した消火器に対する耐圧性能点検(水圧試験)が義務付けられます。
旧型式 製造年:~2011年 | 製造から10年経過した消火器は3年ごとの水圧試験が必要。 ※ただし、2022年以降は型式失効により設置不可。 |
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新型式 製造年:2011年~ | 製造から10年経過した消火器は3年ごとの水圧試験が必要。 |
対象消火器
小型・大型消火器(二酸化炭素消火器およびハロゲン化物消火器を除く)
※製造後10年を経過し、外形点検において腐食等がなかった消火器については、2011年4月1日から3年間は抜き取り方式による点検実施が可能。
小型消火器の耐圧性能点検の流れ
- 1. 消火器内の圧力を排出。
- 2. バルブからホースを取り出し、容器を水で満たす。
- 3. 消火器をスランプ台に固定し、耐圧試験接続金具を設置。
- 4. 耐圧試験接続金具と水圧試験機のホースを接続。
- 5. 消火器を保護枠に入れ、水圧試験機で圧力を充てん。
- 6. 消火器の圧力を放出し、圧力試験機のホースを取り外す。
- 7. バルブを取り外して容器内の水を排出。
- 8. 容器内、バルブを完全に乾燥させた後、消火薬剤を再充てん。
消火器容器 耐熱試験セット YPT-1
消火器の点検基準改正(2011年4月1日~)により、製造年から10年を経過した消火器に対する耐圧性能試験(水圧試験)が義務づけられます。
当社では専用の「耐圧試験セット」をご用意しました。詳しくは、担当者までお問い合わせください。