大規模な災害が発生した際、避難所となる学校の体育館や校庭。避難してきた方々が、最低3日間(推奨1週間)は生活できる備えが必要です。 また、情報収集・救援物資配給などの拠点にもなるので、 避難者との密な連携、役割分担などが重要となります。

①寝具(毛布・寝袋)や保温シート
冬場はもちろん、春・秋も夜は意外と冷え込むため保温シートが必須。毛布は重ねて使えるので、想定人数×2枚を用意するのが理想的です。
②消毒用のスペース
大勢の人が集まるので、あらゆる菌の感染が懸念されます。出入口・トイレ・洗面所の近くに消毒剤を置きましょう。
③保存食・飲料水の確保
自治体の規模(人数)、避難所のスペースに応じて、アルファ化米や乾パンなどの保存食、飲料水の備蓄を。老若男女が集まるので、流動食やアレルギー対応の食品も必要となります。
④けが人・病人に対応
気分や体調が悪くなった方のために専用スペースが必要となります。ベッドとしても使える担架と救急セットを1箇所にまとめましょう。
⑤間仕切りでプライバシーを確保
幕や衝立で間仕切りを作ってプライバシーを保護。簡易トイレを使ったり着替えや授乳をするスペースに。家族単位でスペースを仕切るなどの配慮も必要です。
⑥仮設トイレ・簡易トイレ
屋外に設置する仮設トイレに加え、混雑した場合などに備えて屋内で使用できる簡易トイレの準備も。衛生面の十分な配慮も忘れずに。
⑦火を使う調理はテントで
避難所では火を使えないので、加熱調理は屋外にテントを設置して行います。食料と水はもちろん、炊き出し用の大鍋なども必要です。