体の自由が効かない患者さん、幼児・高齢者が多い病院・福祉施設は、 その点も考慮した防災への備えが欠かせません。また、飛び散ると危険な 薬品類、大型の医療機器などに対しては入念な対策が必要です。

①飛散を防ぐ照明を採用
蛍光灯が破裂するとガラスが飛び散って危険です。飛散の少ないプラスチック製LEDライトを選ぶか、飛散した場合に備えて踏み抜き防止スリッパなどを揃えておきましょう。
②パソコン・機器の転倒防止
デスク上にあるパソコン、医療関係の機器、精密機器などは転倒を防ぐジェルなどで対策を。
③棚は転倒防止対策を
薬品類、カルテやレントゲンなど、散乱しては困る物が多い病院。棚には転倒防止の器具を取り付けておきましょう。
④ガラスの飛散防止対策を
戸棚も窓も、あらゆるガラスは飛び散る恐れがあります。飛散防止フィルムを貼って防ぎましょう。
⑤ストレッチャー
院内での使用はもちろん、外から患者さんを運ぶ際にも使えるストレッチャー。折りたたみ式で軽いものがあると便利です。