災害時に住民を誘導するための道具や停電時の備えなど、集合住宅だからこそ必要なものを準備します。また、個々のお宅が十分な備蓄(水・食料・携帯トイレなど)を行っていないことも想定しておく必要があります。

倉庫・ポンプ室
①担架
災害時にケガをした方、エレベーターが止まって上階から自力で降りられない方のために担架を用意しておきます。
②発電機
マンションの規模に応じて発電機も用意しておくと、最低限の電気の確保ができます。
③組み立て式テント
炊き出しや住民の安否確認・救護拠点として、または災害対策本部として大・小のテントがあると便利です。雨天時も活躍します。
各階・非常階段下
④消火器
各階はもちろん、駐車場、共有棟など広さと環境に応じて消火器の配置を。部屋には住宅用消火器の設置がオススメです。事前に使用期限と使い方を確認しておきましょう。
⑤台車やリヤカー
水や食料を運んだり、動けなくなった方を移動させる手段として、台車やリヤカーがあると便利です。
⑥停電時に使えるライト
電池式や手回し充電式のライトなど、停電時にも使える照明の備えを。共有スペースを照らすランタンや使い切りの簡易ライトも揃えておきましょう。
⑦情報収集と伝達のために
災害時は、その建物の管理人や代表者が情報を収集・発信することをおすすめします。手回し充電式ラジオをはじめ、伝達用ツールとしてメガホンや腕章、誘導灯などを用意しておきましょう。