![]() ![]() オゾン層破壊や地球温暖化など環境問題は現代における最も大きなテーマの一つとなっています。
マイクロフォグは、水を均一で微細な噴霧(ウォータミスト)にする事により、スプリンクラー設備の高い冷却性とガス系消火設備のすぐれた消火能力を併せもった、クリーンで消火能力の大きい新しい消火システムです。
マイクロフォグ(MICRO FOG)の消火原理![]() マイクロフォグ消火システムは、約4〜10MPa(約40〜100kgf/cm2)という高圧により、特殊仕様ノズルから均質なマイクロフォグを噴射します。その水粒子径は約50〜200μmです。 水を微粒化して利用することで消火効果・効率を向上させ、それによって水では従来困難とされていた消火対象物(油火災・電気火災など)への適応を可能にしたものです。 この50〜200μmの範囲の水粒子は、多くの実験を通じて優れた火災消火・抑制性能が実証されています。
※更にマイクロフォグには次のような効果があります。 ○冷却効果(蒸発潜熱によりすばやく冷却) ○酸素の置換効果(発生する多量の水蒸気により空気と置換) ・輻射熱の吸収 ○遮断効果(浮遊するフォグが水の壁を形成) ○消煙効果(浮遊する煙粒子をフォグが吸着し沈降させます) マイクロフォグ(MICRO FOG)の特徴![]() マイクロフォグは噴射すると部屋一面に素早く充満するため、障害物がある火災場所へも到達し相当な時間空中に漂っています。そのため水滴が下に落ちてしまう従来の水噴霧消火設備や泡消火設備より熱の冷却及び遮断効果に優れており、複雑な形状の火災などに対しても効果的に消火・抑制することができます。またすばやく蒸発することにより水蒸気による消火効果もありガソリン火災なども消火することができます。
更にマイクロフォグには次のような特徴があります。 ○消火剤は水のみのため人体に安全で環境にやさしい ○ 少水量のため水損による被害が少ない ○微噴霧の気化熱により大量の熱を奪い、消火効果が高い ○ガソリン火災をすばやく消火することができる ○スプレー火災をすばやく消火することができる ○炎の周囲にたちこめたフォグが熱放射を遮断し延焼を防止する ○雰囲気を冷却し延焼を防止するとともに煙流動を少なくする ○煙粒子を吸着し消煙する効果がある ○少水量のため配管径が小さく配管施工が容易である マイクロフォグ(MICRO FOG)の設置例/塗装ブース法定消火設備として通常 塗装ブースには二酸化炭素消火設備が設置される場合が多いですが、ヤマトプロテックとしては補助消火設備としてマイクロフォグシステムの設置をおすすめします。その理由は、二酸化炭素消火設備だけをを使用する場合に、次の問題点が上げられるからです。
●二酸化炭素型消火設備では、構内が無人であることを確認する必要があり、設備使用のタイミングが遅れる。 ●放出後は、再着火防止のため相当時間の放置が必要となる。 ●冷却効果がほとんどないため、空気の流入により再着火する可能性がある。 ●二酸化炭素貯蔵容器の交換が必要となり、交換復旧まで操業が停止する。 補助消火設備としてのマイクロフォグ マイクロフォグ設備を設置することにより、二酸化炭素消火設備の弱点を克服することができます。それはマイクロフォグ消火設備には次の特徴があるからです。 ●人体に無害・安全である。環境に良い。 ●消火・抑制効果が大きくスプレー火災にも有効である。 ●少水量であり、配管口径が細い。施工が容易である。 ●設計水量が少ないため、必要貯蔵水量が少ない マイクロフォグ(MICRO FOG)の設置例/製鐵工場法定消火設備として炭酸ガス消火設備が設置されていましたが、炭酸ガス消火設備では、人が中にいるときには放射できません。製鉄所のオイルセラーは広い上に迷路のようになっているため、いざ火災が起きた場合に、中にいる人が避難したことを確認する事に相当な時間を要します。しかしそれは人命を第一に考えているのであればいたしかたのないことです。しかし、その間に火災が拡大し被害が増えることで生産設備のダメージは拡大し、その分、復旧にも時間がかかり、企業に大きなダメージを与えかねないのです。この企業がもつジレンマの解決策の一つにマイクロフォグが上げられます。
マイクロフォグ導入のメリット 「マイクロフォグ」は、水だけを使用しているため人体に対して安全です。よって火災が起こった時、すぐに消火活動を行うことができ、被害を最小限に食い止めることができます。また、近年、工場の集約化が進み効率生産により高い利益性を出している反面、一旦火災によりラインが停止してしまうと生産停止による企業のダメージはより深刻なものとなりつつあります。マイクロフォグは人体に安全であるため火災が起こってからすぐに放射することができ、被害を最小限にすることができます。また、使用したとしても、水のためすぐに消火設備を復旧でき費用も少なくて済むのです。(炭酸ガス消火設備ではボンベが何十本もあり、それを交換するためのに数百万円の費用を要する。)更に工場、消火設備の復旧に要する時間と操業停止で発生する機会損失を考えるとマイクロフォグは低コストだといえるのです。 マイクロフォグ(MICRO FOG)の設置例/船舶マイクロフォグは主機(エンジン)、発電機、清浄機(燃料のろ過器)、ボイラー、及び、焼却炉を監視、消火する設備で、型式承認試験では、ヘッド4個(4m角の四隅)で、発熱量6MW(自動車3台分の火災規模)の炎(燃料をスプレー状に噴霧し、点火する。)を5分以内に消火します。また船舶内では限定された条件での困難な消火作業となりますが、使う水の量を減らし、複雑な構造物の中でも十分な消火性能をもつマイクロフォグは大きな力を発揮します。
【形式基準(IMO MSC/Circ.913MSC/Cire.668)】 システム仕様は形式基準(IMO MSC/Circ.913MSC/Cire.668)を満足するもので以下の通りです。 1. 消火媒体は、清水を仕様します。 2. 1区域のみ20分間以上、水を連続噴霧できる能力を有します。 3. Mゼロ船は自動及び手動で、非Mゼロ船は手動で起動可能です。 4. 火災探知器および装置の制御は、船全体の火災探知及び他の火災装置と独立して機能します。 5. 消火能力は、「固定式水系局所消火装置」の型式基準に定められた1MW及び6MWの軽油スプレー火災を5分以内に消火する能力を有します。 取得船級![]() マイクロフォグは、左記の国際船級協会の認証を取得しています。
ウォーターミスト消火設備マイクロフォグ(MICRO FOG)|システム構成![]() |